2008年07月28日
4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する
モウリーニョ、ビエルサ、ファンデルハール、ヒディンクら名将達の戦術論。そして日本を指揮した加茂、岡田、トルシエ、ジーコらのそれと比較し世界基準に遠く及ばない日本サッカーの向かうべき戦い方が記されている。著者のわかりやす理想論とすぐには変わりようのない現実のギャップを強く感じずにはいられないが「サイドを制するものが試合を制す」という言葉通り決定力不足を全員で補いつつ勝利を掴む日本代表が見られる日が来るのだろうか。監督が変わるだけで全てが変わるわけではないが、岡田監督以降の人選にこれまで同様のミスが起こらない事を願う。