2008年04月14日

川淵三郎 虹を掴む

2年前の2006年5月ドイツW杯目前に出版されたキャプテン川淵三郎によるJリーグの歴史書。
トヨタ流を打ち出すグランパス、一度はプロ化を断った広島パープルならぬサンフレッチェ、神戸フリューゲルス、江戸川レッズ説等J設立に人生を捧げたキャプテンだからこそ知り得るJ誕生秘話から渡邊恒雄や読売グループとの論戦の行方等わずか10数年で変貌していった日本サッカーの裏側が記されている。さらに歴代(ハンス・オフトからジーコまで)の日本代表監督への意見等キャプテンならではの言葉で綴られておりドイツW杯直前までの心境が伝わってくる。中でもジーコ解任構想の際(2005年6月)にすでに千葉の淀川社長とオシム招聘について言葉を交わしていたという事実も興味深い。
ここに記されていないドイツW杯での惨敗、オシムから岡田への監督交替、そして1次予選で刻まれた敗戦。果たして日本サッカーは川淵の発表した「JFA2005年宣言」通りの未来に順調に進むには次代のキャプテンに期待すべき時かもしれない。

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sm7779 at 23:44│Comments(0)□読書 | ┣サッカー

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