2006年03月19日

平凡ランナー春の暴風に散る

02eec4fe.jpg第9回 東京・荒川市民マラソン
2006年3月19日(日)
会場
・板橋スポレクスタンド前(スタート&フィニッシュ)
種目
・42.195km


1万9,161人中
[男子1万5,744人 女子3,417人]
1万4,838人完走(全体11,000位代 男子9,300位代)
[男子1万1,204人 女子2,411人]

ゼッケン 4×2×
フル 一般男子19〜29歳
S時刻:9:00
10k: 53
20k: 1:50
30k: 3:16
40k: 5:29
Goal: 5:5×
G時刻:14:5×
※記録は速報<参考記録>


前日夕方に降り出した雨は早朝やみ、雲の切れ間から太陽が顔をだし気温は17℃まで上昇した。しかし我々ランナーを襲ったのは疲労でも故障でも無く、この日関東をおおった低気圧によって発生した北向きの強風だった。(東京では午後4時40分に最大瞬間風速27・6メートルを記録)。
この日の為に前大会後2ヶ月の特訓を行ない挑戦したレース。しかし前回同様、10日前頃から病魔に襲われ練習から遠ざかる事態に陥った。

迎えたレース当日、風は冷たく身体にこたえる強さだった。
前半こそ目標タイムからわずか10分程の遅れだったものの、後半は絶えまなく体全体を遅い気力、体力を奪う強風によりたびたび足を止められ、歩く事すらおぼつかなくなってしまう。
特に新岩渕水門(http://www.ara.or.jp/amoa/access/index.html)以降は多くのランナーの正気がこの風によって吸い取られた。
なんとか残り10キロを迎える頃すでに強風に煽れ足は痛みを帯び、冷えきった身体は前に進まない。当たり前だがこの日約30キロ地点の給水所に用意された金芽米おにぎりは影も形もなかった。しかし、スタッフの中年女性らが準備をしていたところを見ると後続のランナーは口にできたのかもしれない。
何度もリタイヤの文字が脳を横切る。しかし途中ボランティアの少年から受け取ったキャンディー、スタッフの中年女性から頂いたカイロとキャンディーによりなんとか1キロ、また1キロ歩いてはジョグ、止まっては歩きゴールに至ることができた。

学生時代反吐をもよおす程グランドに青春を費やした身にもかかわらず、今日味わった歩き、止まり、休んでしまったという屈辱。
「マラソンはマラソンであって長距離種目にあらず」
今後チャレンジする予定はないが、今日の体験によって個人的にマラソンに対する魅力が増幅した事は言う間でもない。
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この記事へのコメント

1. Posted by じゃんぱ   2006年03月19日 21:25
こんにちは。読ませて頂きました。僕はナイター滑ってきましたよ〜

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