2005年03月29日

メルスィーそしてホダーハーフェズ

a2325a45.jpg日本サッカー協会公認・日本代表応援ツアー
イラン代表vs日本代表戦観戦
【3/26(土)】
○06:30 起床
当り前だがやはり自分はまだイランにいた。
○07:00 バイキング形式の朝食
朝食後昨日のトラブルもあったので自由行動ではなく半日観光ツアーに参加する事に
した。
○08:30 ホテルをチェックアウトしテヘラン半日市内観光オプショナルツアーに出発
┣9:30 絨毯博物館(代表の泊まったホテル近く)
┣10:00 急遽女性イラン人ガイドが気転を利かせてお土産物屋に立ち寄る。
┣10:30 国立バスタン博物館(ペルシャ文化4000年の歴史を展示)
┣11:30 アブギネ博物館(ペルシャガラスのルーツ)
※道路でイラン人同士が事故で言い争っていて渋滞となり到着に時間がかかる。
┗12:30 0泊3日ツアー者が利用したホテルで昼食(時間がなくせわしなかった)
博物館には共通して実銃をもった警備員が立っていた。構えてはおらず、笑顔だったが、さすがに銃口が自分の方に向いていた時は恐かった。
試合結果の新聞を買おうとツアーの合間に売り場を探したが見つからず、アブギネ博物館の売店のおじさんがもっていたものをゆずってもらおうと「Howmuch?」と尋ねたら「イランが日本に2-1で勝ったからあげるよ」みたいな事を言いながらタダで譲ってくれた。なんとか道ばたの売店で発見し購入出来たのはイランのサッカー雑誌だけだった。
○14:10 テヘラン空港到着。自由行動者に比べかなり遅く着く(予定では13時空港着だった。)
○15:10 まで免税店でお土産を選ぶ。店員の行動がかなり怪しかった。価格がアラビア表示のため識別不可能だったからだ。日本人が押し寄せたせいか、空の棚もめだった。(もともと陳列商品は種類も数も少なかったが。)
○16:10 テヘラン発羽田空港へ
(15:30の予定がチャーター便(JL-8822:行きの代表デザインの機体ではなく旧式のジャンボだった。代表が一足先に乗って帰ったらしい。)の前方スクリーンシステムの不具合復旧作業の為遅れる。また数名の個別モニターに動作不良の不具合がおこる。機内ドリンクサービスのキリンビールの補給連絡にミスがあり、あっというまにアサヒ、ハイネケンも底をつき、希望者にビールが回らないトラブルも起こった。)機内では土曜の各社の朝刊が配られ、全員がむさぼるように目を通した。

<<9時間のフライト>>

【3/27(日)】
羽田空港着
05:39(日本時間:予定より39分遅れて到着)
眩しいくらいの朝日が到着した僕達を迎えた。
空港でBくんと挨拶し別れ、Cくんとは途中の駅まで同車しそれぞれの家路へと向った。

<<エピローグ>>
女性イラン人ガイドから聞いた話ではイランの人は日本に対して悪意をもっていることはなく、お金持ちの国というイメージを強く持っているのだという。ちなみに仲がいいのはドイツ、フランス(観光客が目についた)。逆はアメリカ、イギリスということだった。僕らが受けたのは彼等の純粋無垢ゆえの残酷な制裁をだったのだろうか。
視聴率が37%を超えた。(平均視聴率が関東地区で37.9%、関西地区で35.6%を記録)いったいこの中で何人の試聴者が現地の日本サポーターの事を想像したのだろうか。
一部スポーツ新聞ではOLの写真がデカデカと載り、「仕事帰りの気軽な小旅行」のような見出しがされていた。たしかに、機内トラブル、ホテルの不備、料理のまずさ、治安の悪さなど旅行好きならなれてものかもしれない。しかし、実際に、スクープにならない所でたくさんのトラブルが起きている。今回のツアーでも偽警官に200ドルとデジタルカメラを奪われたという事件も起きている。それに、スタジアムの投棄についても当てられて申告しなかった人、当たらなかった物を考えれば30はくだらないだろう。今回、日本が負けてもこれだけの被害となっている。もし引き分け、または勝ちでもしたら僕は日本に戻れなかったかもしれない。たしかに今回のツアーで僕のような気持ちとは無縁の人もたくさんいただろう。しかし、今後参加を考えている方々には以上の事を承知の上で覚悟して参加してほしいと強く思う。(16年前(1989年1月20日:フレンドリーマッチ:2-2)から2度目となったテヘランでの日本代表戦。次は何年後になるのだろうか。)

帰国してよく聞かれるのが、「せっかく行ったのに負けましたね。」「日本が負けて悔しい。」等がほとんどだった。確かに試合終了直後は辛かった。しかし、数十万もの大金をだして片道10時間もの距離を渡り、応援をしにきた数百名の熱い代表サポーターは次の試合へ気持ちを入れ替えるのが国内の人よりも早かったかもしれない。僕に限れば、もともとアウェイ3戦の中で勝つのが難しく最も見ごたえがもっともあると思ってイランまで来たからだ。引き分けでも嬉しかったし、負けても想定範囲内だった。これが国内でテレビで見ていた方々との違いかもしれない。韓国でさえ1戦を落としている。とりあえず落とせなくなった30日のバーレーン戦。そして次のイラン戦の内容如何ではボイコットするかもしれないと噂の北朝鮮戦。一刻も早く先行き不透明な日本代表のの未来を鮮明に照らされる事を願う。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
人気ブログランキング
人気ブログランキングへ
ギャラリー
  • 豚風。
  • 豚風。
  • 第14回渋谷・表参道Women's Run
  • 第14回渋谷・表参道Women's Run
  • 第14回渋谷・表参道Women's Run
  • 第14回渋谷・表参道Women's Run
QRコード
QRコード
Archives
記事検索